氷銀河
ドコカラキタノカ ドコヘトユクノカ
ドコマデユクノカ ドコデモナイノカ
ドコデモナイナラ ソレナラワタシモ
ドコマデモユコウ アナタトフタリデ
いつまでも
ドコカラキタノカ ドコヘトユクノカ
ドコマデユクノカ ドコデモナイノカ
ドコデモナイナラ ソレナラワタシモ
ドコマデモユコウ アナタトフタリデ
いつまでも
このまま
北の海を流れる流氷は
無数の白骨死体を乗せて
何事も無かったかのように
今日もプカプカと浮いているだけ
どんなに愛の炎が燃え上がろうとも
年中氷点下の世界では
その小さな島のような
巨大な氷を溶かす事は出来ない
行く当ての無い心中バスツアー
乗客は全員その時初めて顔を合わせた自殺者達
本当なら崖の上からバスごと落っこちる予定だったんだけど
土壇場で運転手がビビっちゃってただひたすらに北上
それで紆余曲折あって…長くなるんでその辺は端折るけど
辿り着いたのは北極海を漂う氷の上と云う訳なんだよな
夢もねえ、希望もねえ、食い物なんてあるわけねえ
そんな絶望しかねえ場所で乗り合わせた自殺者達は
少しでも寒さから逃れる為に寄り添うようにして次々と死んでったんだ
そして2人もその時確かに死んだのだ
それから250年の時を経ても尚
流氷は 死の遥か先にある我らを乗せて
命よりも長い、永い旅路をゆく
あなたの孤独と
私の孤独と
ふたりの孤独と
みんなの孤独を
あわせてひとつの
氷の墓場で
朽ち果てた後も
ただただプカプカ
いつまでも揺れている
ドコカラキタノカ ドコヘトユクノカ
ドコマデユクノカ ドコデモナイノカ
ドコデモナイナラ ソレナラワタシモ
ドコマデモユコウ アナタトフタリデ
いつまでも
ドコカラキタノカ ドコヘトユクノカ
ドコマデユクノカ ドコデモナイノカ
ドコデモナイナラ ソレナラワタシモ
ドコマデモユコウ アナタトフタリデ
いつまでも
このままで
揺れてる
いつまでも
氷銀河作曲:大須賀聡
作詞:蜂鳥あみ太=4号
演奏:カリハサト[原田忠(acc)+大須賀聡(gt)]
通販:氷銀河収録アルバム蜂鳥あみ太=4号とカリハサト「SFC(すこし・ふしぎな・しゃんそん)」
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